ジャパンユニックスは、自動はんだ付けロボット・レーザーはんだ付け装置を中心に販売している会社です。ジャパンユニックスで取り扱っている撹拌脱泡機や会社の特徴について解説します。
手作業でなかなか均一に混ぜるのが難しいソルダーペーストのポテンシャルを引き出すのに活用できるソルダーペースト専用のミキサーです。高密度表面実装の生産性を高めたいと考えている場合に向いています。
ソルダーペーストが印刷に適した状態になるまでにかかる時間はわずか2分ということもあり、時間効率も良いです。作業の担当者によって撹拌にばらつきがあって悩んでいるようなケースも検討してみてはいかがでしょうか。
冷蔵庫から取り出しすぐに撹拌作業に移れるのも特徴です。市販されているソルダーペースト容器にも対応しています。タイマーは10秒~99分50秒まで設定できるので、細かく調整しながら利用可能です。
安全機能が充実しており、ドアセンサーのほか、振動センサー、回転センサー、非常停止スイッチ、異常振動時電源OFF機能などがついています。ヘラのほか、丸ベルト、容器固定フタ、バランスウエイトは標準付属品です。
電動性接着剤のほか、コーティング剤などの高粘度の材料にも適しています。銀ペーストのほか、各種接着剤やエポキシ樹脂、半導体材料、化粧基材などの撹拌に活用できます。
UM-113(C)の場合は公転速度が100~1,000rpmですが、こちらのUM-113S(C)は100~2,000rpmの高速タイプです。自転速度はどちらも公転速度の25%固定となっています。
オプションでは、シリンジ専用のアダプターが選択可能です。専用アダプターを使用することによってシリンジのまま撹拌ができます。
標準付属品は、ヘラ、専用容器2個、ディスポーザルカップ2個、丸ベルト(予備)、バランスウエイトです。
公式ホームページに記載なし
ジャパンユニックスは、東京の本社の他、大阪府吹田市の大阪営業所、愛知県名古屋市の名古屋営業所、熊本県上益城郡の熊本テクノセンターと、全国に4つの拠点があります。(※1 2022年4月時点)
さらに、国内代理店も多々あるので、幅広い地域で相談が可能です。
ジャパンユニックスは自動はんだ付けロボットのほか、レーザーはんだ付け装置などを取り扱っている会社ということもあり、はんだ付け製品について総合的に相談が可能です。はんだ付け製品については細かいオプションなども用意されているので、自社に適した形で導入を検討しやすいでしょう。
ソルダーペースト専用ミキサーの取り扱いもあるので、セットで相談してみるのもおすすめです。
UNIX-FRシリーズは、はんだ付け工程のデータを蓄積・出力するための通信ネットワーク機能を強化し、誰でも簡単に扱える総合ソフトウェアを搭載しています。このソフトウェアは、オペレータのスキルに依存しない操作性を提供し、SolderingManagerに完全対応しており、トレーサビリティを充実させています。これにより、省人化を実現しつつ、簡単に使用できるロボットとして登場しました。
さらに、垂直多関節ロボットの特性を活かした3D実装が可能です。垂直方向の自由な動きにより、水平面だけでなく、角度のある実装面でも最適な角度からはんだ付けを行うことができます。このフレキシブルな動きにより、より多様な生産ニーズに対応することができます。
設置スペースに関してもメリットがあります。3D実装により設置面の省スペース化が可能で、垂直方向にも空間を有効活用できます。特にこて先3軸位置補正機構は、センサー部を垂直方向に配置できるため、必要なスペースを抑えることが可能です。
UNIX-DFシリーズは、基板サイズに応じて選べる3つのタイプを提供しています。工場内ネットワークと接続して、はんだ付け工程の「見える化」が実現され、トレーサビリティが強化されました。また、追加軸により、これまで困難だった侵入角度でのはんだ付けを簡単に行うことができ、高難易度の工程もスムーズに対応可能です。
新型ヒーターの採用により、温度特性が改善されており、生産性を大幅に向上させています。剛性と処理速度の向上により、より効率的な生産を実現。LAN接続を利用して、生産状況をリアルタイムで「見える化」し、二つの付加軸により複雑な形状の基板や部品にも対応できる設計となっています。また、レーザーはんだ付けにも完全対応しており、さらなる生産効率の向上が期待できます。
UNIX-GFシリーズは、卓上型ロボットの使いやすさをそのままに、フレキシブルな直交型プラットフォームとして進化しました。このシリーズでは4軸または3軸の直交型ロボットを搭載しており、インライン向けロボットでも、DFシリーズの感覚で簡単にティーチング操作を行うことができます。
さらに、卓上型自動はんだ付けロボットDFシリーズの機能を引き継いでおり、既存のフィーダーやオプションユニットをそのまま利用することが可能です。こてはんだ付けとレーザーはんだ付けの両方に対応しており、最大2軸の付加軸を追加することで、さらに多様なニーズに応えることができます。
JAPAN UNIXのレーザーシステムは、レーザーはんだ付けが単なる後工程ではなく、より高度な工程管理を実現するために開発されました。特に、トレーサビリティと温度管理の強化に注力しており、「Thermo Pro」や「Soldering Manager Pro」との連携により、高度な工程管理を実現しています。
Thermo Proでは、はんだ付け時の温度を精密に制御し、Soldering Manager Proを併用することで、リアルタイムのモニタリングとデータ保存が可能です。さらに、同軸カメラによる動画保存機能を搭載することで、遠隔地からの生産管理をより充実させています。
また、レーザー形状により、真円だけでなく楕円、四角、リングなど様々な形状に対応し、効率的な熱供給を実現しました。エリアレーザーを活用することで、従来の後工程のみならず、局所的なリフローとしてSMTにも対応可能です。
ULD-02コントローラにより、ヤニ入りはんだの制御も行うことができ、一つのコントローラでレーザーとはんだを一体的に操作することが可能となっています。これにより、操作性と工程管理のレベルがさらに向上しました。
所在地 | 東京都港区赤坂2-21-25 |
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営業時間 | 公式ホームページに記載なし |
定休日 | 公式ホームページに記載なし |
電話番号 | 公式ホームページに記載なし |
公式HP | https://www.japanunix.com/ |
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
1カップ300mlから7000mlまでの間で、容量区分のラインナップが最多。
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの最小モデルあり。
2021年11月2日時点でGoogle検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが生産している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
※多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を生産しているメーカーを選出。小~中容量の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種生産しているメーカーを選出。小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種生産しているメーカーを選出。