ケミカルエンヂニヤリングは「混ぜる」と「練る」を専門にしており、受注生産により要望にあわせた1台を製造する企業です。ここではケミカルエンヂニヤリングの撹拌脱泡機について、特徴やカスタマイズの有無を解説します。
粘土が高く、比重差の大きい原料の混練・捏和に適している撹拌脱泡機です。化学薬品であれば火薬や医薬品・歯磨き粉・石鹸・洗剤など、食品であれば白玉・飴・ガム・キャラメルなどに適します。
ニーダーブレードが特殊な形状をしており、圧縮・切断・展延により混練・捏和を行い、槽内を真空状態にすることで脱泡と水分調整を伴う混練・捏和を可能にする製品です。
市販の撹拌脱泡機では対応していない原料の混練や混合を行う装置です。立型であるため軸封が簡単に行え、ブレードも引き抜けるため洗浄しやすいことが特徴です。
ケミカルエンヂニヤリングの撹拌脱泡機はすべて受注生産となっており、要望やニーズ、設置スペース、使用環境に応じて設計・製作が行われるため自社にあったカスタマイズが可能です。また安全性・操作性・作業効率向上などにも配慮した撹拌脱泡機を製造することにも努めています。
ケミカルエンヂニヤリングでは、撹拌脱泡機を含めて販売するすべての製品が受注生産品となっています。そのため利用者のニーズに応じた、適切な製品を製造することが可能です。設置スペースに対してピタリと合う撹拌脱泡機を求めているなどの要望にも対応してもらえます。
ケミカルエンヂニヤリングで取り扱われている製品は、NESニーダーやNESブレンダーを含めて全6種類です。それぞれ粘度の高い原料の撹拌・脱泡に適していたり、乾燥・大量生産に適していたりと特徴は異なります。また撹拌の工程を完了させた後の原料の保管に適する撹拌槽・貯蔵槽の取り扱いもあるため、用途に応じた製品が見つかるはずです。
撹拌機以外にも多種多様な製品を取り扱っているケミカルエンヂニヤリング。同社が製造している代表的な機器をご紹介します。
粉体や液体添加物の混合、加湿粉体の水分調整・乾燥などに適した製品です。らせん状のブレードをU字型の槽に組み込む一軸式と、2本のブレードが互いに回転する二軸式リボンブレンダーから選べます。食品はもちろん、化学薬品のブレンドや製造業など、幅広い用途に適合しています。
原料の排出方式も多種多様です。槽を横転または反転させる方式のほか、底部からの排出やスクリューによる押し出しなどを用意。導入する場所やニーズに合わせて選ぶことが可能です。
撹拌槽に直接撹拌機を取り付けできない現場や、1台の撹拌機で複数の撹拌槽を使いたい時に便利な製品です。フランジ型や可搬型を問わず、さまざまなメーカーの撹拌機と組み合わせることが可能。撹拌シャフトを撹拌槽から抜けるため、メンテナンスのために撹拌シャフトを取り外す必要がありません。
架台の昇降方法は、油圧やエアーシリンダーなど複数の種類を用意。撹拌シャフトを簡単に取り外せる場所に適した、低コストで導入できる昇降なしのタイプも提供しています。
投入した原材料の圧縮と捏和を繰り返した後、混合したものを自動で排出する製品です。合成樹脂や製紙・建材、洗剤や農薬など、原材料の混合が必要な製品の製造現場に適しています。原材料の供給側や排出(下流)側にコンベヤーを設置することで、製造工程の自動化・省力化が可能です。
処理能力は40L/hから16,500L/hまでと広く、多彩なバリエーションを用意しています。また、仕様以外の容量の製作にも対応が可能です。
原料の撹拌や保管に使用する製品です。使用する撹拌機の重量に合わせて取付座を設計するため、さまざまなメーカーの撹拌機に適応が可能。フランジ型はもちろん、可搬型の撹拌機でも使用できます。撹拌槽と同社の汎用撹拌機取付架台と併用すれば、1台の撹拌機で複数の撹拌槽を使い分けられます。
また、ジャケット付きの撹拌槽は圧力容器構造規格に準じているのも特徴。第二種圧力容器や消防法に準拠した撹拌槽・貯蔵槽の製作も相談可能です。
所在地 | 大阪府箕面市西小路2丁目7番22号 MKM友ビル3階 |
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営業時間 | 公式ホームページに記載なし |
定休日 | 公式ホームページに記載なし |
電話番号 | 072-722-3922 |
公式HP | http://www.nes-chemical.co.jp/index.html |
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
1カップ300mlから7000mlまでの間で、容量区分のラインナップが最多。
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの最小モデルあり。
2021年11月2日時点でGoogle検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが生産している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
※多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を生産しているメーカーを選出。小~中容量の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種生産しているメーカーを選出。小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種生産しているメーカーを選出。