ここでは、接着剤材料を撹拌できる機器の特徴について詳しくご紹介します。撹拌脱泡機の購入を検討中の企業の方はぜひ参考にしてください。
「あわとり練太郎」は、ある展示会で出会った機械です。自社の条件に適しているARV-930TWIN(真空タイプ)を紹介され、デモの結果、撹拌と脱泡精度が想像以上によかったため購入を決めました。約半年間、あわとり練太郎を用いた試験を実施したところ優れた接着強度と耐久性を確認でき、採用の運びとなりました。今では、信頼性の高い内視鏡作りにおいて欠かせない存在です。
カップホルダー内真空方式により、減圧と大気開放時間を大幅に短縮できます。空冷機構により撹拌時の材料温度上昇を抑制できるのが特徴的。自公転方式+真空減圧機能が備わっているので、従来の真空脱泡装置のように運転中に噴きこぼれる心配がなく、短時間で高精度脱泡を行えます。
この章では、接着剤材料を撹拌できる機器の特徴をご紹介しています。
ハイマージャーは、泡の混入をさせずに液体や粉体を混ぜ合わせられる機械です。容器に自転と公転の2方向の遠心力を与えると、材料に発生する対流で高速かつ高精度に撹拌と脱泡を行えるのが特徴的。タッチパネルを採用するなど、使い勝手の良い操作性を実現している点もポイントです。
UFOシリーズは、材料に適した撹拌や分散、脱泡などの条件設定を行える装置です。一台で撹拌や脱泡、シリンジ充填が行える点も特徴に挙げられます。コンパクト設計であり、静音で低振動である点も特筆すべきポイントです。UFO-16は公転速度が300〜700rpm、自転速度が200〜500rpmとなっています。
「Material Equalizer N10SR」は、シリンジ専用の撹拌脱泡装置です。容器内で遠心力を上下方向に変動可能で、自転公転方式が難しい細い容器も撹拌しやすいのが特徴に挙げられます。粘度の高い接着剤の撹拌も行えます。
撹拌脱泡機は、複数の業者が開発しています。接着剤材料に対応している撹拌機を自社に取り入れる際には、どのような機能が備わっていて、撹拌脱泡できるのはどういったものかを確認することが大切です。当サイトを参考にしながら、ぜひ自社のニーズに合った機器を探してください。
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
1カップ300mlから7000mlまでの間で、容量区分のラインナップが最多。
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの最小モデルあり。
2021年11月2日時点でGoogle検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが生産している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
※多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を生産しているメーカーを選出。小~中容量の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種生産しているメーカーを選出。小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種生産しているメーカーを選出。