微粉砕・分散機の総合メーカーであるアシザワ・ファインテック。このページでは、アシザワ・ファインテックの会社の特徴と、生産している撹拌脱泡機の容量・大きさなどの概要について紹介しています。
高回転で対象物が薄膜状態になり、低粘度から高粘度まで幅広い対象物に高い脱泡効果を発揮します。連続式のため大量処理が可能ですが、送液ポンプ・排出ポンプは必要ありません。また、構造がシンプルなため、運転・洗浄・メンテナンスも簡単です。
過大なシェアをかけないため、従来の方式では難しかった、変質しやすい・分離しやすい・発熱しやすいなど注意を要する対象物の処理が可能です。摩耗が少ないため、維持費を抑えられます。
アシザワ・ファインテックは、カスタマイズに対応している記載がありませんでした。
アシザワ・ファインテックは、1903年の創業以来、長い歴史を持つ微粉砕・分散機の総合メーカーです。「微粒子技術で"新しい可能性の共創"」をスローガンにサービスを提供しており、独自技術の「マイルド分散」などの開発にも力を入れています。
低せん断の真空脱泡や、遠心力と真空装置で協力に脱泡できる装置などを生産。そのほかにも、ナノサイズに微細化できる機械まで、幅広く開発しています。
アシザワ・ファインテックでは、微粉砕・分散の受託加工を行っています。専門メーカーだからこそ、幅広い機種を取り揃えており、高品質な微細化を実現してくれます。迅速な対応で、高い信頼を得ており、分散・粉砕・撹拌まで、さまざまなステージでの加工が可能です。
研究開発用ビーズミルの卓上サイズの実験機
「ラボスターミニ」は、研究開発向けに設計された卓上ビーズミルです。この製品は、粉砕室(ベッセルとロータ)を入れ替えることで、「分散タイプ」もしくは「粉砕タイプ」のいずれかを選択できる柔軟性が特徴です。分散や粉砕の両方を目的とする場合は、両方の粉砕室を持つことで、幅広い実験が可能になります。
また、少量サンプルの作製にも対応しており、バッチ式の実験も行える3種類の共通フレームが採用されています。このような設計により、幅広い研究用途に応じた柔軟な対応が可能となり、実験の自由度が高まります。
ラボスターミニよりバッチ量が多い、卓上サイズの実験機
「ラボスター」は、ラボスターミニに続く卓上サイズの微粉砕・分散用ビーズミルで、より多くのバッチ量に対応しています。粉砕室(ベッセルとロータ)を入れ替えることで、以下の3つの運転モードを選択可能です:
これにより、さまざまなサンプルの性質に応じた適した分散・粉砕プロセスを実現できます。より大量の試料を効率的に処理したい研究者にとって、ラボスターは非常に頼りになる存在です。
100Vの電源と冷却水があればどこでも運転可能!
「ファーストミル®」は、アシザワ・ファインテックが開発した独自の機構を搭載した、超小型のナノ分散用循環式湿式ビーズミルです。この製品の特徴は、メカニカルシールを持たないため、圧力や液量などの複雑な管理が不要で、事務机ほどの小さなスペースでもナノ分散実験が可能な点です。
設置面積はわずかW580×D200mmと非常にコンパクトで、100Vの電源と冷却水さえあれば、どこでも手軽に運転可能です。ビーズミルを使ったことがない初心者でも簡単にナノ分散実験が行えるため、教育機関や初めてビーズミルを使用する研究者にとって適した選択肢です。
高品質・高精度なナノ粒子の大量生産を実現
「MAX ナノ・ゲッターHFM」は、従来のナノ・ゲッターと同等の性能を持ちながら、ナノ粒子の大量処理を可能にするビーズミルです。この製品は、混合・攪拌機の構造をビーズミルに採用することで、大型化が容易となり、時間あたり最大数百kgという大量処理が可能です。
対象物の種類や粘度に応じてビーズの動きを自在にコントロールできるため、さまざまな材料に対応できます。また、マイルド分散や微粉砕など、適した処理条件を設定することで、幅広い用途に対応可能です。さらに、別駆動の遠心分離セパレータにより確実なビーズ分離とマイクロビーズの安定使用を実現しています。
粗粒も一気にナノサイズへ微細化が可能
「ナノ・ゲッターDMR」は、粗粒を初めからマイクロビーズで効率よく処理できる、スクリーンレス設計が特徴のビーズミルです。これにより、粉砕工程を省略し、より効率的にナノメートルサイズの粒子を得ることが可能です。
この製品は「マイルド分散」に対応しており、粒子の特性を損なわずに目標粒子径に到達させます。摩耗やコンタミネーションの防止にも優れ、洗浄性に優れた設計によりメンテナンスも容易です。また、必要に応じてスクリーンの取り付けが可能なオプションも用意されており、用途に応じた柔軟な運用が可能です。
効率よくナノ・サブミクロン領域まで微粉砕・分散させられるビーズミルです。これまでの常識を覆すほどの高粘度・高濃度のスラリー(100,000mPa・s)にも対応可能です。また、高流量に対応しているため、沈降しやすい性質のある原料を扱う際にもおすすめです。
幅ひろい用途での微粉砕および分散に対応可能な装置です。遠心分離スクリーンが機能するので、ビーズがスクリーンにおよぼす数々の問題を解決できます。
遠心分離スクリーンにより、ビーズの偏りが発生せず、また、大流量運転をすることが可能になります。粗粉砕用の装置としても機能します。
低粘度から高粘度(~150,000mPa・s)まで、問題なく対応できる分散・乳化機です。4つのモジュール「フィルターモジュール」「ノズルモジュール」「タービュランスモジュール」「バルブモジュール」を組み合わせたネッチ分散デバイス搭載。新しいコンセプトの装置です。
低圧力(約70MPa)での運転が可能なので、温度上昇をおさえやすいです。また、大量処理に適しているところや、メディアレスであるため用途が広いところなども、こちらの装置の大きな注目ポイントだといえます。
キャビテーションを抑えて高速回転させられるので、より効率的なミクロンレベルの分散・乳化が可能です。また、脱泡機能・ポンプ機能が搭載されているので、固液混合から分散・乳化・脱泡・送液までのプロセスを一気にこなせます。
ボールミルの100倍もの粉砕能力を備えた、卓上型の連続式乾式ビーズミルです。ボールミルのようなバッチ式とは異なり、連続的な生産にも対応しています。分級機不要で、サブミクロン(最大粒子径10μm以下)を実現できる優れ物です。
100~150μmほどのサイズの原料を、わずかワンプロセスでシングルミクロンまで粉砕できる、乾式・連続式のビーズミルです。ボールミルやジェットミルなどよりもエネルギーコストが良く、また、粒度調整を簡単に行えます。そのため、より効率的にシャープな分布を得られます。
また、湿式・乾式ビーズミルが組み合わされているので、湿式だけで処理する場合よりも、省エネやコンタミネーションの抑制をしやすいところも、大きな注目ポイントだといえます。
乾式ビーズミル、分級機、そして気流分散。これら3つの技術を組み合わせて開発された装置です。特殊ピンの形状を活かし、効率よく乾式粉砕していくことができます。自由粉砕を行う際の、理想的ともいえる使いやすさが魅力です。
所在地 | 千葉県習志野市茜浜1-4-2 |
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営業時間 | 9:00~17:15 |
定休日 | 土日祝 |
電話番号 | 047-453-8111 |
公式HP | https://www.ashizawa.com/ |
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
防爆仕様のため大量の材料を混ぜても安心
シリカ、高粘度樹脂、ワニス、セラミック増粘剤、オイル、UV硬化性樹脂など
1カップ300mlから7000mlまでの間で、中容量のラインナップが最多。
撹拌による温度上昇を抑制することができる
接着剤、フィラー、導電性ペースト顔料、酸化チタンなど
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの小型モデルあり。
新規材料でのレシピ提案のアフターサービスあり
シール材、グリス、ガラスペースト、シリコーン樹脂、PDMSなど
2021年11月2日時点で、Google検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが製造している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
【選出基準】
多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を製造しているメーカーを選出。
小~中容量の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種製造しているメーカーを選出。
小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種製造しているメーカーを選出。