製造する製品の特性や材料の性質により、加温・加熱機能が搭載された攪拌脱泡機が必要となることもあるでしょう。ここでは、加温・加熱仕様の攪拌脱泡機の使用事例をご紹介します。
攪拌する内容物や使用環境、その他の要望に合わせてオリジナルのユニットに組み合わせることが可能で、攪拌機に組み合わせる恒温水循環装置には、精密温調ができるタイプと+80℃まで対応できるタイプの2種類があります。「材料を攪拌しながら昇温させたい」「内容液を保温したい」など、加温攪拌に関するさまざまな課題を解決につながりました。
所要時間を短縮して液体を温めることが可能な加温機能付き容器です。ヒーター付きステンレス容器ヒーターがジャケット部に設置されています。ジャケット内にある水の量が一定以下にまで減った場合には、搭載されている「空焚きを防ぐ安全機能」が作動し、ヒーターが停止する仕組みになっています。
粘度が高い液体であっても、温めることによって粘度が下がった状態になれば、ムラなく攪拌することが可能です。
なお、撹拌機については別途選定する必要があります。
はじめから加温機能が標準搭載された攪拌脱泡機は少なく、一般的にはオーダーで加温機能付きにカスタマイズさせることになります。加温機能のタイプにもさまざまあるため、製造工程や材料の性質に合った製品を選ぶようにしましょう。
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
1カップ300mlから7000mlまでの間で、容量区分のラインナップが最多。
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの最小モデルあり。
2021年11月2日時点でGoogle検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが生産している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
※多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を生産しているメーカーを選出。小~中容量の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種生産しているメーカーを選出。小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種生産しているメーカーを選出。