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加温しながら材料を攪拌脱泡したい

製造する製品の特性や材料の性質により、加温・加熱機能が搭載された攪拌脱泡機が必要となることもあるでしょう。ここでは、加温・加熱仕様の攪拌脱泡機の使用事例をご紹介します。

恒温水循環装置とのユニットによる加温機能付き攪拌脱泡機の事例

攪拌する内容物や使用環境、その他の要望に合わせてオリジナルのユニットに組み合わせることが可能で、攪拌機に組み合わせる恒温水循環装置には、精密温調ができるタイプと+80℃まで対応できるタイプの2種類があります。「材料を攪拌しながら昇温させたい」「内容液を保温したい」など、加温攪拌に関するさまざまな課題を解決につながりました。

日東金属工業の詳細を見る

加温機能付きの容器

HUステンレス容器ヒーターユニット(日東金属工業)

所要時間を短縮して液体を温めることが可能な加温機能付き容器です。ヒーター付きステンレス容器ヒーターがジャケット部に設置されています。ジャケット内にある水の量が一定以下にまで減った場合には、搭載されている「空焚きを防ぐ安全機能」が作動し、ヒーターが停止する仕組みになっています。

粘度が高い液体であっても、温めることによって粘度が下がった状態になれば、ムラなく攪拌することが可能です。

なお、撹拌機については別途選定する必要があります。

オーダーすれば加温機能付きにカスタマイズが可能

はじめから加温機能が標準搭載された攪拌脱泡機は少なく、一般的にはオーダーで加温機能付きにカスタマイズさせることになります。加温機能のタイプにもさまざまあるため、製造工程や材料の性質に合った製品を選ぶようにしましょう。

撹拌脱泡機メーカーの
おすすめ3選をチェック!

効率的な処理を追求できる
撹拌脱泡機メーカー厳選3社

自社製品や素材の特性に合わせて繊細な調整ができ、効率化につながるカスタマイズ性と、自社製品での処理精度をしっかり追求できるようレンタルとデモの両方ができることに注目し、処理目的ごとにメーカーを厳選しました。
多量・大容量の
処理向き

三星工業

公式キャプチャ
引用元:三星工業株式会社公式HP(https://www.mitsuboshi-k.co.jp/high_rotor/)

独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。

防爆仕様のため大量の材料を混ぜても安心

処理可能な容器の容量
300ml未満
1L未満
10L未満
20L未満
20L以上
【例えばこんな素材】

シリカ、高粘度樹脂、ワニス、セラミック増粘剤、オイル、UV硬化性樹脂など

公式HPで
詳しく確認

撹拌脱泡機の
特徴をチェック

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小~中容量の
処理向き

写真化学
(プロダクトカンパニー)

公式キャプチャ
引用元:写真化学(プロダクトカンパニー)公式HP(https://www.shashin-kagaku.co.jp/)

1カップ300mlから7000mlまでの間で、中容量のラインナップが最多

撹拌による温度上昇を抑制することができる

処理可能な容器の容量
300ml未満
1L未満
10L未満
20L未満
20L以上
【例えばこんな素材】

接着剤、フィラー、導電性ペースト顔料、酸化チタンなど

公式HPで
詳しく確認

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特徴をチェック

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小容量での
開発処理向き

シンキー

公式キャプチャ
引用元:シンキー公式HP(https://www.thinkymixer.com/ja-jp/)

研究用コンパクト機のなかでも、100mlの小型モデルあり。

新規材料でのレシピ提案のアフターサービスあり

処理可能な容器の容量
300ml未満
1L未満
10L未満
20L未満
20L以上
【例えばこんな素材】

シール材、グリス、ガラスペースト、シリコーン樹脂、PDMSなど

公式HPで
詳しく確認

撹拌脱泡機の
特徴をチェック

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2021年11月2日時点で、Google検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが製造している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
【選出基準】
多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を製造しているメーカーを選出。
小~中容量の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種製造しているメーカーを選出。
小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種製造しているメーカーを選出。