撹拌脱泡機は、使用する容器の容量に合わせて、買うべき機械を決めます。各機械が設定している処理容量を変えることはできないため、事前に使う容器の容量や処理量を把握しておくことが大切です。
機械に装着できる容器の数は、機械によって違うので、1つの容器に入る量、全体で処理できる量も確認しておきましょう。容器の容量ごとに分けて撹拌脱泡機を紹介しています。処理や材料に適した容量から、機械を選ぶ参考にしてみてください。
実験や研究、少量生産向けの50ml以上400ml未満の撹拌脱泡機を集めました。コンパクトながら、遠心力によって均一に分散、真空減圧で高精度な脱泡が可能なものや、低粘度から高粘度の材料まで幅広く対応できる機械があります。多くはコンパクトな設計なので設置場所に困りません。
少量の材料を用いる研究開発や生産にどちらにも利用できる、容量400ml以上1000ml未満の撹拌脱泡機を紹介しています。様々な性能を備えており、自公転比率が変更できるもの、遠隔で運転状況が確認できるもの、カップ受けが選べるものなどがあります。
中型といわれる、容量1L以上4L未満の撹拌脱泡機は、主に生産用として使われています。公転と自転を個別に設定できるもの、高耐久駆動系を採用しているものなど、材料に適した処理ができる機械があります。
中型から大型の処理容量4L以上10L未満の撹拌脱泡機は、生産用として多く利用されています。材料に合わせて自公転比率を変更できるもの、運転状況をリアルタイムで確認できるもの、クリーンルーム対応可能など、様々な機能を備えています。
処理容量が10L以上の機械を紹介します。ペール缶をそのまま2缶同時に処理できるものや、独自構造により振動や騒音を抑えたものなど、様々な性能を持っています。大量生産のために工場ラインに組み込まれる場合もあります。
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
1カップ300mlから7000mlまでの間で、容量区分のラインナップが最多。
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの最小モデルあり。
2021年11月2日時点でGoogle検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが生産している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
※多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を生産しているメーカーを選出。小~中容量の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種生産しているメーカーを選出。小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種生産しているメーカーを選出。