撹拌・脱泡において、ダマができてしまうことで悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ダマに関する課題は、拡販脱泡機を導入することで解決できるかもしれませんので、ダマを解決した事例をいくつかご紹介します。
粉体と樹脂との撹拌では粉体がダマになりやすいので粉砕の難易度が高いです。しかし公転と自転速度の個別設定機能でのステップモードを用いることでダマを防ぎ、撹拌脱泡が可能になります。アルミナ・シリコン樹脂では90秒の処理と40秒の処理の2回処理を行うことで、ダマの問題を解決できました。
それまで基本的には手での撹拌を行っていたものの成果が出なかったとのこと。少量ではあっても均一に混ぜることが難しく、どうしてもダマが残ってしまっていたとのこと。撹拌前に粉末をふるいにかけたところ、見た目はダマが目立たないなと思っていても、再現性がないなど、課題の解決に悩んでいたところ、プロペラ式攪拌機を導入。粉体の組み合わせでも均一分散が可能とのことで、デモを見てみるとそれまで数時間かけても満足できない状態にしかならなかったものが、数分で均一になったのを見て驚きました。
ダマの課題を解決できた事例をご紹介させていただきました。これらの事例から、ダマの課題を解決できる撹拌・脱泡の機器があることも分かっていただけたかと思いますので、ダマの課題を抱えているのであれば、課題解決のための機器の導入を検討してみてはいかがでしょうか。
粉体を切りながら分散するディスパータイプを取り付けたインペラが回転数を変速させることで容器に渦を作り、材料に粘性を与えることでダマを抑えた攪拌を実践します。ステンレス製となっていることから、食品工場や化粧品工場といった衛生面が問われる環境での利用も問題ありません。ちなみにデモ機の2週間貸し出しを行っていますので、実際に自社のニーズにマッチしているのか、性能テストが可能です。
高速攪拌によって均一分散を行う撹拌機です。また、攪拌部分の取り外しが行えることから洗浄・メンテナンスも簡単にできます。粉塵が発生しないブラシレスモーターなので、低速域での回転の安定はもちろんですが、騒音も抑えられます。化学品から化粧品、衣料品、食品からIT分野と幅広いジャンルで活躍できるうえ、5Lまで処理が可能です。
転9段階、自転10段階の設定が可能な公転自転セパレートコントロールシステムを搭載している撹拌機です。真空減圧機能が搭載されている点やカップ受けシフト寄稿を搭載したことで攪拌力が向上していることで効果的な脱泡も実現します。また、本体そのものが真空チャンバーなので回転させない真空デシケーターとしての使用も可能です。
自転が可能なことから、低速運転でふんわりと混ぜることもできれば、短時間での均一分散も可能です。また、攪拌不足・ダマの抑制にも効果的なアプローチを行います。
簡易型から改良型まで、電気式から得たモーター式のものまで幅広いタイプの撹拌機が用意されています。
大きな特徴としてオリジナルのプロペラの仕様にあります。従来、駅の分散のためにプロペラを使用していたものの、なかなか良い結果を得ることができなかったとのこと。そこで自社オリジナルのかご固定型プロペラを採用したことで、分散の質が向上したとのことです。
攪拌だけではなく、脱泡も合わせて行うのであれば攪拌・脱泡それぞれが可能な機器を選ぶことが大切です。攪拌・脱泡双方を行える機器も多数登場していますが、攪拌・脱泡それぞれを行えるから高性能とは限りません。
大切なことは、自社のニーズを満たしているかです。攪拌だけを行いたいのであれば脱泡の機能は不要です。しかし、両方を求めるのであれば攪拌・脱泡共に可能な機器を選んだほうがコストパフォーマンスは高まりますので、まずは「どのような機能の機器が必要なのか」を整理しておきましょう。
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
1カップ300mlから7000mlまでの間で、容量区分のラインナップが最多。
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの最小モデルあり。
2021年11月2日時点でGoogle検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが生産している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
※多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を生産しているメーカーを選出。小~中容量の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種生産しているメーカーを選出。小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種生産しているメーカーを選出。