撹拌脱泡機のほか、さまざまな製品を取り扱っているイーガーコーポレーション。会社の特徴や、どのような撹拌脱泡機の取り扱いがあるのかについて解説します。
小型真空脱泡撹拌機は、2つの撹拌・脱泡方法を組み合わせた撹拌脱泡機です。1つ目は、撹拌羽根を固定した状態で容器を回転させ、容器の中にある材料を撹拌する方法です。高粘度でも対応できる特徴を持ちます。
2つ目が、卓上型自動真空撹拌機として、簡易型の真空脱泡槽を組み合わせた方法です。同時に撹拌と脱泡ができるため、極力手間をおさえたいと考えている方はもちろんのこと、強力な脱泡効果を求めている方にも向いています。
高粘度の材料を使用した際、撹拌脱泡機の種類によってはムラができてしまうことがありますが、イーガーコーポレーションの小型真空脱泡撹拌機は、内壁ギリギリの部分で撹拌羽根を固定しています。
そのため、ムラなくキレイに仕上がるのが特徴です。また、真空層に色がついていると中の様子を確認できませんが、こちらの製品は透明なアクリルで作られているため、どのような状況になっているのか簡単に目視できます。
材料容器の取り付けもワンタッチで簡単なことに加え、真空状態で確保するため中身が溢れにくく、取り扱い性にも優れた製品です。
中には「少し小さい容器を使用したい」と考えている方もいるのではないでしょうか。オプションとして専用の容器ホルダーと撹拌羽根が用意されています。
200cc程度の小さい容器や、紙コップなど自分で用意した容器も活用できるようになるので、活躍の場面が広がるでしょう。シンクポンプも内蔵されていることから、コンパクトにまとまっており、省スペースで済むのも特徴です。
公式ホームページに記載なし
イーガーコーポレーションでは、撹拌脱泡機の他にも、研究開発用ニーダーやノンバブリングニーダー、プラネタリーミキサー、小型ホモジナイザー、三次元シェイカー、粒度測定器など、様々な製品を取り扱っています。
さらには、電池評価試験セル、電極製造機器、コインセル製造機器、ラミネートセル製造機器、電池セル受託加工、電気炉、引張試験など、取り扱っている製品のカテゴリーも幅広いです。撹拌脱泡機のほかに導入を検討している製品があれば、まとめて相談できます。
新しいマシンを導入しようと考えた際、使いこなせるか不安に感じてしまう方もいるはずです。ですが、イーガーコーポレーションはYouTubeチャネルを開設しており、マシンの使い方について詳しく動画で解説しています。
使い勝手が良さそうか、どのように操作する必要があるのかなど、事前に確認できるのはうれしいポイントです。
イーガーコーポレーションでは、他にも次のような便利な機器を取り扱っています。それぞれの特徴をみていきましょう。
高粘度の物質を、スピーディーに混練・脱泡ができます。撹拌シャフトがないため洗浄の手間を省けること、そして試料を容器のまま保存できることなど、使い勝手のよさが光る一台です。低振動・低騒音設計が採用されているので、ストレスなく使用できるでしょう。
遊星運動をするブレードの働きにより、低粘度の物質だけでなく高粘度の物質であっても、問題なく混合・攪拌・混練できるミキサーです。
低粘度物質の分散に適した高速分散機です。最高回転数は18,000rpmです。粒子径を小さくして分離しにくくさせることで、均質な状態を実現します。
左右方向への揺動および往復運動を合わせることで、物質に対してパワフルな攪拌と衝撃をもたらします。スピーディーな分散・混合・粉砕処理が可能です。
所在地 | 大阪府泉北郡忠岡町馬瀬3丁目1番1号 |
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営業時間 | 公式ホームページに記載なし |
定休日 | 公式ホームページに記載なし |
電話番号 | 0725-33-5666 |
公式HP | http://www.eagercorp.com/ |
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
防爆仕様のため大量の材料を混ぜても安心
シリカ、高粘度樹脂、ワニス、セラミック増粘剤、オイル、UV硬化性樹脂など
1カップ300mlから7000mlまでの間で、中容量のラインナップが最多。
撹拌による温度上昇を抑制することができる
接着剤、フィラー、導電性ペースト顔料、酸化チタンなど
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの小型モデルあり。
新規材料でのレシピ提案のアフターサービスあり
シール材、グリス、ガラスペースト、シリコーン樹脂、PDMSなど
2021年11月2日時点で、Google検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが製造している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
【選出基準】
多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を製造しているメーカーを選出。
小~中容量の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種製造しているメーカーを選出。
小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種製造しているメーカーを選出。