真空撹拌脱泡ミキサーメーカーとして技術開発を行っているEME。このページでは、EMEの会社の特徴と、生産している撹拌脱泡機の容量・大きさなどの概要について紹介しています。
カウンターウェイト方式なので、重量バランス調整が簡単に行えます。コンパクト設計に加え、優れた静音・低振動を実現。シリンジ充填にも対応しています。研究開発や少量生産に適した自公転式真空撹拌脱泡ミキサーです。
1台で撹拌・脱泡・シリンジ充填が可能な自工転式真空撹拌脱泡ミキサーです。自公転回転数を10rpmごとに自由に設定することが可能です。一度に2つの容器を処理できるというのも、効率化の面でうれしいポイント。
自転・公転回数が独立可変のため、粘度・比重の異なる材料に対し1rpm単位で設定でき、処理条件を調整できます。全機種アクリル蓋を採用しているため、ストロボスコープを使用することにより、処理中の材料流動状態の確認も可能です。
EMEは、カスタマイズに対応している記載がありませんでした。
株式会社EMEの社名のEMEはEnvironment、Materials、Electronicsを意味し、環境問題への取り組み、特殊ハイテクマテリアルの応用、先進的なエレクトロニクス機器・用途分野での創造的商品の開発を目指して設立された真空撹拌脱泡ミキサーメーカーです。
株式会社EMEでは、全シリーズを設置した実験センターを設けています。依頼があれば、真空撹拌脱泡実験、真空シリンジ移送充填実験など実施しており、ミキサーの効果を確認できるようになっています。
センターでは経験豊かな専門家が対応してくれるので、機械に不案内な人であっても安心して専門家のアドバイスを受けることができます。
EMEでは、紹介した機器以外にもさまざまな種類の産業用機器を取り扱っています。特徴をまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。
ビーズミルの研究開発用装置です。コンパクト設計なので、卓上で使用できるサイズになっています。また、ベッセルとロータを替えるだけで、分散タイプあるいは粉砕タイプに変更することができるところも、注目ポイントです。ただ、幅広い実験に適用させたい場合には、両方の粉砕室があったほうが使い勝手が良いです。
こちらの装置には「ラボスター®ミニMGF015」「ラボスター®ミニ DMS65」「ラボスター®ミニ HFM02」のラインナップがあります。
ラボスター®ミニと比較するとバッチ量が多く、こちらも卓上で使えるコンパクトサイズの装置です。ベッセルとロータを替えることで、高粘度スラリー対応循環運転、循環運転、あるいはパス運転から選択できます。「ラボスター® MGF04」「ラボスター® LMZ06」「ラボスター® LME075」の商品ラインナップがあります。
EMEのオリジナル機構が搭載されたナノ分散用循環式湿式ビーズミルです。設置面積はわずかA4サイズ2枚分。コンパクトサイズなので、事務机上でも使用可能です。100Vの電源と冷却水を用意できれば、場所を問わず運転させることができます。また、メカニカルシールがなく、圧力や液量の管理に気を配る必要がないところも注目ポイントです。
従来のナノ・ゲッターと比較しても劣らない性能をもつ、ナノ粒子分散の大量処理用ビーズミルです。高い精度でナノ粒子を大量生産できます。対象物の状態が変化した場合には、変化に合わせてビーズの動きをコントロール。そのため、幅ひろい種類の対象物に対応可能です。
ナノ・ゲッター®DMRを使えば、粗粒であっても、一気にナノメートルサイズに微粉砕したり分散させることができます。スクリーンレスなので、粗粒粉砕のための工程を加える必要がありません。そのままでマイクロビーズで安定的処理ができるため、とても便利です。洗浄性がよく、メンテナンスの負担を軽減できるところも注目ポイントです。
効率よくナノ・サブミクロン領域まで微粉砕・分散させられるビーズミルです。これまでの常識を覆すほどの高粘度・高濃度のスラリー(100,000mPa・s)にも対応可能です。また、高流量に対応しているため、沈降しやすい性質のある原料を扱う際にもおすすめです。
幅ひろい用途での微粉砕および分散に対応可能な装置です。遠心分離スクリーンが機能するので、ビーズがスクリーンにおよぼす数々の問題を解決できます。
遠心分離スクリーンにより、ビーズの偏りが発生せず、また、大流量運転をすることが可能になります。粗粉砕用の装置としても機能します。
低粘度から高粘度(~150,000mPa・s)まで、問題なく対応できる分散・乳化機です。4つのモジュール「フィルターモジュール」「ノズルモジュール」「タービュランスモジュール」「バルブモジュール」を組み合わせたネッチ分散デバイス搭載。新しいコンセプトの装置です。
低圧力(約70MPa)での運転が可能なので、温度上昇をおさえやすいです。また、大量処理に適しているところや、メディアレスであるため用途が広いところなども、こちらの装置の大きな注目ポイントだといえます。
キャビテーションを抑えて高速回転させられるので、より効率的なミクロンレベルの分散・乳化が可能です。また、脱泡機能・ポンプ機能が搭載されているので、固液混合から分散・乳化・脱泡・送液までのプロセスを一気にこなせます。
ボールミルの100倍もの粉砕能力を備えた、卓上型の連続式乾式ビーズミルです。ボールミルのようなバッチ式とは異なり、連続的な生産にも対応しています。分級機不要で、サブミクロン(最大粒子径10μm以下)を実現できる優れ物です。
100~150μmほどのサイズの原料を、わずかワンプロセスでシングルミクロンまで粉砕できる、乾式・連続式のビーズミルです。ボールミルやジェットミルなどよりもエネルギーコストが良く、また、粒度調整を簡単に行えます。そのため、より効率的にシャープな分布を得られます。
また、湿式・乾式ビーズミルが組み合わされているので、湿式だけで処理する場合よりも、省エネやコンタミネーションの抑制をしやすいところも、大きな注目ポイントだといえます。
乾式ビーズミル、分級機、そして気流分散。これら3つの技術を組み合わせて開発された装置です。特殊ピンの形状を活かし、効率よく乾式粉砕していくことができます。自由粉砕を行う際の、理想的ともいえる使いやすさが魅力です。
所在地 | 東京都品川区東五反田1-2-25 |
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営業時間 | 記載なし |
定休日 | 記載なし |
電話番号 | 03-3445-0277 |
公式HP | https://www.eme.co.jp/ |
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
1カップ300mlから7000mlまでの間で、容量区分のラインナップが最多。
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの最小モデルあり。
2021年11月2日時点でGoogle検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが生産している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
※多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を生産しているメーカーを選出。小~中容量の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種生産しているメーカーを選出。小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種生産しているメーカーを選出。