化粧品などのように、熱によって変質する可能性のある製品を製造する際には、冷却機能のついた攪拌脱泡機の導入が不可欠でしょう。ここでは、冷却仕様の攪拌脱泡機の使用事例をご紹介します。
あらゆる材料に対応する自公転比率可変型の攪拌脱泡機。機器へのダメージを軽減させるため、せん断力を抑制しながら発熱を抑制。真空引きができない材料の脱泡にも適しています。ワンモーターで自公転を行う独自のアウターリング方式を採用しているため、騒音や振動も微弱。環境にもやさしい機種として現場で重宝されています。
構造がシンプルなので、故障しにくく安定した運転が実現します。
自転・公転型プロペラレス混和方式の攪拌脱泡機。少量の材料調整に適した「最大積載量310g」の小型攪拌機です。汎用性が高く、低粘度から高粘度まで幅広い材料に対応。攪拌と脱泡の2モード設定により、材料の処理を分単位で行うことができます。研究開発や生産工程における少量の攪拌調整に活躍しています。
攪拌脱泡機に冷却機能を付帯させるためには、オプションで機能を追加する形が一般的です。冷却システムにはさまざまありますが、ドライアイスを使用するなどのシンプルな方法もおすすめです。
材料の性質や製造工程に鑑み、自社に適切な冷却機能のついた製品を選ぶようにしましょう。
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
300mlから7000mlまでの間で、容量区分のラインナップが最多。
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの最小モデルあり。
2021年11月2日時点でGoogle検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが生産している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
※多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を生産しているメーカーを選出。小~中容器の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種生産しているメーカーを選出。小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種生産しているメーカーを選出。