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撹拌機とは?撹拌脱泡機との違い

撹拌機とは、素材を混ぜ合わせかき混ぜる際に使う機械で、その目的はさまざまあります。固体と液体を混ぜ合わせたり、液体と粉を混ぜ合わせたりする際に使われる機械です。似た場面で使われる撹拌脱泡機との違いや、それぞれの棲み分けについて説明していきます。

撹拌脱泡機の活用シーンをチェック

撹拌機とは

撹拌機は、固体と液体、固体と固体、固体と気体など数種類の異なる物質を混ぜ合わせるための機器です。家庭で身近なものとして、手動や電動の泡だて器が撹拌機です。

また、ミキサーのように対象を粉砕しながら混ぜ合わせて液体状にしていくのも、撹拌機の一種です。撹拌機には羽根がついているものがあり、この羽根の形状によって物質をどのように撹拌するか選べます。

撹拌機の機能

撹拌機の機能としては、混ぜ合わせることです。混ぜ合わせることを単に「混合」と呼ぶ場合もあります。混ぜるといっても、実質的に様々な状態があり得ます。

例えば、粉と粉を均一に混ぜ合わせたい場合、液体と色素を混ぜ合わせて均一な色付けをしたい場合、複数の素材を練り合わせて新しい素材にしたい場合、細胞などを分離したい場合。撹拌機と単純に言っても、目的に合わせて機能も大きく異なってくるのです。

撹拌機の種類

撹拌気の種類は、主に2種類あります。 まず一つ目は、回転軸の先についている羽根(プロペラ)によってタンクなどに入れられた液体・固体を混ぜ合わせる、羽根(プロペラ)タイプ。もう一つは、容器を密閉・傾斜を保持して回転させる技術により、水平、垂直の三次元的な同時運動させる、遠心タイプです。

撹拌機の活躍業界

撹拌機は、遠心タイプ・羽根(プロペラ)タイプや用途、大きさによって、いろんな業界で幅広く活躍をしています。主に、建設業界や電子機器や精密機器などの製造業界、医療福祉関連業界、化粧品業界などで活躍しています。

撹拌脱泡機とは

簡単に言うと、撹拌機と、液体素材(接着剤や充填剤)に混入した気体の除去を行う脱泡機の2つの異なる処理を、1台で処理を行う装置です。

また、撹拌脱泡機には、大気圧タイプと真空タイプなど種類があり、脱泡の精度を上げたい場合には真空装置を使用したものを選びます。

撹拌脱泡機の機能

主に2タイプの方式があります。一つ目は、撹拌羽根でかき混ぜつつ真空ポンプで脱泡するもの。もう一つは、遠心力で混入した気体を除去します。遠心力と真空ポンプを組み合わせた機械もあります。

機能としては、撹拌と脱泡の処理を一度に行うということですが、それに付随したメリットが複数あります。まずは機械が一つで済むので場所の節約になること、そして撹拌機から脱泡機に入れ変える手間がなくなることとそれに伴う材料ロスがなくなること、そして容器に入ったまますべての処理を完了して効率化が狙えることです。

撹拌脱泡機の活躍業界

撹拌脱泡機は、主にプラスチック製品など製造業界や、病院や検査センターなどの医療福祉業界、研究所など、製品の品質の問題や、検査や試薬検査など、間違った結果が出るなど、気体が混入することで、問題となる業界で活躍しています。

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おすすめ3選をチェック!

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カスタマイズ・レンタルデモ可能な
攪拌脱泡機メーカー3社
自社製品や素材の特性に合わせて繊細な調整ができるようにカスタマイズ 理精度をしっかり確かめられるよう、レンタルとデモの両方ができることに注目し、メーカーを厳選しました。
量産‧⼯業利⽤
多量・大容量の
処理向き
三星工業

独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。

処理可能な容器の容量
300ml未満
1L未満
10L未満
20L未満
20L以上

撹拌脱泡機の
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量産‧⼯業利⽤
小~中容器の
処理向き
写真化学
(プロダクトカンパニー)

300mlから7000mlまでの間で、容量区分のラインナップが最多。

処理可能な容器の容量
300ml未満
1L未満
10L未満
20L未満
20L以上

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研究開発利用
小容量での
開発処理向き
シンキー

研究用コンパクト機のなかでも、100mlの最小モデルあり。

処理可能な容器の容量
300ml未満
1L未満
10L未満
20L未満
20L以上

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2021年11月2日時点でGoogle検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが生産している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
※多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を生産しているメーカーを選出。小~中容器の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種生産しているメーカーを選出。小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種生産しているメーカーを選出。