ここでは、電池材料を撹拌できる機器の特徴について詳しくご紹介します。撹拌脱泡機の購入を検討中の企業の方はぜひ参考にしてください。
カクハンターは、粘度に関係なく多種多様な材料の撹拌や脱泡に対応している装置です。公転と自転を組み合わせることによって、せん断力と材料膜厚形成作用が見られるのが特徴的。短時間で精密な撹拌や脱泡の同時処理を行えることでも知られています。電池材料の撹拌や脱泡の導入事例があります。
この章では、電池材料を撹拌できる機器の特徴を紹介しています。
PDミキサーは多量の粉粒体と少量の液体を、効率よく表面処理を行える混練機です。粘性の低いものから高いものまで1台で対応でき、電子材料や医薬品、接着剤などさまざまなものを混合や撹拌できる装置です。中でも、硬練りと希釈工程の時間短縮を行える点が特筆すべき点です。型式は、PD型とPDG型が揃っています。
オプションで真空フードなどを採用すると真空減圧操作(脱泡やある程度の脱水)状態で撹拌を行えます。
三星工業が手掛けるハイ・ローターシリーズは、優れた撹拌力と処理能力を備えています。HR200-04A/Vは、典型的な撹拌機とよく比較されることで知られるモデルです。短時間で大容量を撹拌・脱泡処理を行える点が大きな特徴に挙げられます。
XDM/XDMV混合撹拌機は、粉末の混合や撹拌、加水混合、高粘度物質の捏和などさまざまな用途に活躍する装置です。混合割合比率の大きな物質や比重差のあるものを混合するのに適しています。
その他には、撹拌乾燥や脱気、脱泡など目的条件に合わせた撹拌ができる点も特徴的です。
撹拌脱泡機は、多くの業者が開発にあたっています。多種多様な材料に対応しているものや備わっている機能もさまざま。自社に取り入れる際には、どのような機能が備わっていて、撹拌脱泡できるのはどのようなものかよく確認したうえで導入しましょう。当サイトを参考にしながら、ぜひ自社に合った機器を見つけてください。
独自の4カップ仕様により、最大80Lの大量処理が可能。
300mlから7000mlまでの間で、容量区分のラインナップが最多。
研究用コンパクト機のなかでも、100mlの最小モデルあり。
2021年11月2日時点でGoogle検索で「撹拌脱泡機」と検索し表示されたメーカー公式サイト19社の中から、「カスタマイズ可能」「レンタル可能」「デモ利用可能」の記載があった3社を表示しています。それぞれのメーカーが生産している機械のラインナップの特徴を基に、利用シーンをお勧めしています。
※多量・大容量の処理向き…一度に合計40L以上の処理を行える機械を生産しているメーカーを選出。小~中容器の処理向き…300mlから1Lの容量で処理可能な機械を多種生産しているメーカーを選出。小容量での開発処理向き…100mlの容量で処理できる機械を多種生産しているメーカーを選出。